能の世界♪若き面打ち師&能装束・能面


マンションの方が毎月のように掲示板に能楽の案内をしてくださいます。
一昨日、前から楽しみにしていた
能装束と能面のお話をお聴きしてきました。

能面d

初めて参加したのは昨年の12月。
赤や黄色のお庭の紅葉が美しくて。。。 過去の記事 能楽の勉強会

一部のお話は能装束をきらびやかに飾る日本刺繍の話。
講師は刺繍家でもおありの女子美術大学客員岡田宣世先生。

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正面の能舞台には能装束がかけられていました。

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ここの館長さんは「虫干しを兼ねて・・」と
笑いながらおしゃっていましたが、大切な能装束。
一年中の管理や保管が大変だろうとお察ししました。

能装束

物静かな口調で話される岡田先生は飛鳥時代から
次々と時代を追って日本刺繍の刺し方の相違、
着物の袖の変化をスライドを通して説明してくださいました。

↓この飛鳥・奈良時代のお釈迦様の頭は強い糸で、
現代でも使われているチェーンステッチや
フレンチナッツステッチで刺されているとか。
この刺し方は昔からあったとはちょっと意外でした。

能装束d

室町時代の着物は身幅が広く、袖口が狭い小袖とか。
江戸時代元禄には袖幅が広く変化していったとか。
着物と刺繍は切っても切れないものなのですね。

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休憩時間に展示されている袴や着物を見せて頂きましたが、
どの刺繍も錦糸、銀糸で刺されており、とても豪華でした。

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二部はお若い能面師 新井達矢氏の講演と言うより
館長さんや会場の方が色々と質問を投げかけて
和気あいあいの座談会でした。

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1982年生まれ。現在34歳。
お父様の傍で6歳から木を彫って遊んでいたという新井さん。
ご自分の興味があったことと、環境に恵まれたことが
今の新井さんを成長させたのでしょう。

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22歳で「文部科学大臣賞奨励賞」を史上最年少で受賞。
その実力はこのパンフレットからも良くわかり、

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また座敷に展示されていた
素晴らしい面(おもて)の作品からも想像がつきました。

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檜の塊からこの順序で
悲しみも喜びも秘めた面(おもて)が作られるとは・・・。

面d

「才能がなくても集中力を切らさないで
長く続ける事が良い仕事ができることのようです」と
お若い新井さんから人生の道しるべをいただいたように思います。

亡き父が住んだ”能”の世界。
神秘的で穏やかな女性の能面をつけ、
金糸銀糸の艶やかな能装束を身にまとい、
能舞台を舞う元気だった頃の父を今、また懐かしく思い出しました。

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[ 2016/09/05 ] 書道・絵画・芸能など | TB(-) | CM(0)

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